「今度の休みに、どこか国内でいい旅先ないかな」「せっかく出かけるなら、季節にぴったりな場所がいい」「できれば、女子旅やカップルで楽しめるところを選びたい」――そんなふうに思ったこと、ありませんか?
旅の満足度って、どこに行くかだけじゃなくて、「誰と行くか」「その季節に何を感じたいか」も、とても大切なポイントです。春や夏なら、新緑や花がきれいだったり、涼しい高原でのんびりできたり。そんな季節の良さをたっぷり味わえる場所、そして一緒に行く相手に合った過ごし方ができる場所を選ぶと、旅の楽しさはぐっと広がります。
この記事では、春と夏に訪れるのにぴったりな国内のおすすめ旅行先を、10カ所厳選してご紹介します。女子同士でワイワイ過ごせる場所、カップルで静かに心を通わせられる場所、どれも思い出深い旅になること間違いなしです。次の旅行先を考えるヒントに、ぜひ読んでみてください。
5月に行きたい!春の国内旅行おすすめスポット5選
春の陽気に誘われて、ちょっと遠出したくなる5月。新緑が美しく、気候もほどよく快適なこの時期は、国内旅行にぴったりの季節です。大型連休を使ってゆっくり旅するのも良し、週末を利用してサクッとリフレッシュするのも良し。ここでは、そんな春の旅気分をぐっと盛り上げてくれるスポットを、厳選してご紹介します。
箱根(神奈川)|新緑と温泉に癒やされる春旅
都心から電車で気軽に行ける箱根は、言わずと知れた温泉地です。でも春の箱根は、ただの温泉では終わりません。特に早雲山の展望足湯カフェはおすすめです。青々とした山々に囲まれて、足を温泉に浸しながらのんびりと景色を眺める時間は、日頃の疲れをそっと溶かしてくれるようです。ケーブルカーやロープウェイに揺られて、大涌谷の景色や名物の黒たまごにもぜひ立ち寄ってみてください。
金沢(石川)|伝統と花の町で和文化体験
春の金沢は、色とりどりの花々と伝統が織りなす、まるで一幅の絵のような美しさです。兼六園では春の草花がちょうど見頃で、のんびり園内を歩くだけでも心がほどけていきます。ひがし茶屋街では、着物をレンタルして風情ある町並みを散策できます。和菓子屋さんや金箔を使ったスイーツのお店など、五感で楽しめるグルメも旅の魅力です。
高尾山(東京)|気軽に行ける自然満喫スポット
忙しい日常から少し離れて自然に触れたい――でも遠出はちょっと大変。そんなときにぴったりなのが高尾山です。新宿から電車で一時間以内という近さながら、5月の山は緑に包まれ、空気もすっきりしています。登山といっても整備された道が多く、初心者でも安心です。山頂からの眺めに心がスッと軽くなり、帰りに立ち寄れる温泉施設もご褒美のような存在です。
松江(島根)|宍道湖の夕日と和カフェ巡り
静かに過ごしたい春の旅には、松江の町がよく似合います。夕暮れ時の宍道湖に映る夕日は、それだけで「来てよかった」と思わせてくれる美しい景色です。カフェでは地元の和菓子と抹茶をいただきながら、日常から少し離れた時間を過ごせます。松江城や文学にまつわるスポットも点在していて、歴史と穏やかな空気に包まれる旅が楽しめます。
直島(香川)|アートと自然の島時間
アートと海、そして静かな時間が好きな方には、瀬戸内海に浮かぶ直島がぴったりです。島全体にアート作品が点在しており、歩くだけで美術館の中にいるような不思議な感覚になります。草間彌生の「かぼちゃ」や地中美術館の作品群は、見た人の心に静かに残る存在です。島のカフェで海を眺めながらゆったりと過ごす時間も、この島ならではの贅沢です。
夏こそ行きたい!涼やかで楽しい国内旅行スポット特集
夏の暑さに少し疲れを感じて、「涼しい場所に行きたいな」と思ったことはありませんか?
せっかくの夏休みだからこそ、心地よい風に包まれながら自然の中でリフレッシュできる旅先を選びたいものです。
ここでは、そんな気持ちにぴったり寄り添ってくれる、涼やかな国内旅行スポットをご紹介します。体も心も軽やかになるような、そんな夏の旅先をぜひご覧ください。
富良野・美瑛(北海道)|ラベンダー畑と青い池の絶景
夏の北海道といえば、やはり富良野と美瑛。広がる青空と澄んだ空気の中、果てしなく続くラベンダー畑が出迎えてくれます。
紫に染まるファーム富田は、まるで絵本のような風景。美瑛の「青い池」では、幻想的な青に思わず息をのみます。
カメラを構える手が止まらない、そんな景色が広がります。メロンやハスカップを使ったスイーツも、この季節ならではの楽しみです。
奥入瀬渓流(青森)|滝と苔の森で森林浴
青森県の奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)は、真夏の暑さを忘れさせてくれる癒しの場所です。
十和田湖から流れる渓流には、滝やせせらぎ、そして苔むした森が続いています。
木漏れ日の中、涼やかな遊歩道を歩けば、心も体も静かに落ち着いていくようです。道は整備されていて歩きやすく、ハイキング初心者にもぴったりです。
南紀白浜(和歌山)|海と温泉、どちらも楽しめる贅沢旅
青い海と白い砂浜が広がる南紀白浜は、関西でも人気の高い夏のリゾート地です。
白良浜での海水浴を満喫したあとは、老舗温泉でゆったりと過ごしましょう。
露天風呂では波音に耳を傾けながら、非日常のひとときを楽しめます。
「アドベンチャーワールド」では、パンダやイルカに出会える癒しの体験も。のんびり過ごすもよし、アクティブに遊ぶもよし、あらゆる楽しみ方ができる場所です。
四万十川(高知)|清流とカヌーで自然体験
「日本最後の清流」と呼ばれる四万十川は、夏にこそ訪れたい自然のオアシス。
カヌーでゆったりと流れを下ったり、沈下橋を渡ったりと、時間の流れが緩やかに感じられる体験ができます。
水の音や風の匂い、木陰の涼しさ――どれもシンプルですが、心に深く残る夏の思い出になります。
蓼科(長野)|高原リゾートで涼と星空を
標高1000メートルを超える高原にある蓼科は、夏でも涼しく快適に過ごせるリゾート地です。
日中は森を散策し、夜には星空を眺めながら露天風呂でのんびりと。
御射鹿池や蓼科湖など、静寂と美が調和したスポットも多くあります。
日常を忘れて深呼吸できる、そんな夏のひとときを過ごせる場所です。
女子旅におすすめの国内旅行先|癒しと映えを両立した場所とは?
友達と一緒に出かける女子旅は、少し特別な時間です。普段の忙しさを忘れて、会話を楽しみながらゆったり過ごせるひとときは、何より嬉しいものですよね。せっかくなら、「癒される」「写真に残したくなる」「美味しいものが味わえる」――そんな三拍子がそろった旅先を選びたいところです。
ここでは、リラックスと“映え”の両方を満喫できる、女子旅にぴったりの国内スポットを3つご紹介します。
鎌倉(神奈川)|古都の風情とおしゃれカフェの融合
鎌倉は、古くからの町並みと現代的なトレンドが見事に調和した、女子旅にぴったりの街です。鶴岡八幡宮や長谷寺をめぐったあとは、由比ヶ浜の心地よい海風を感じながら、カフェでひと息つくのもおすすめです。
古民家をリノベーションしたスイーツ店やセンスの良い雑貨店も点在しており、ただ歩くだけでも楽しい時間が過ごせます。季節の花が咲くお寺や、ひっそりとした路地裏のスポットなど、カメラを向けたくなる風景もたくさんあります。
城崎温泉(兵庫)|レトロな湯めぐりと色浴衣で映える旅
落ち着いた雰囲気の中で癒されたい方には、城崎温泉がおすすめです。ここでは7つの外湯を浴衣姿でめぐるのが定番スタイル。色とりどりの浴衣に下駄の音が加わると、温泉街の情緒がよりいっそう深まります。
途中で立ち寄れる足湯や、可愛い和スイーツのお店も充実しており、あちこちに寄り道しながら楽しめるのも魅力です。女性専用プランのある宿を選べば、安心して快適なひとときを過ごすことができます。
別府(大分)|スパと温泉がそろう癒しの女子旅天国
「旅先でも自分磨きをしたい」――そんな願いを叶えてくれるのが、別府の魅力です。日本有数の温泉地として知られる別府は、実はスパや美容施設も充実している場所でもあります。
名物の地獄めぐりを堪能したあとは、アロマトリートメントや泥パックなどで心身をリフレッシュ。美肌の湯と呼ばれる温泉に浸かれば、肌だけでなく気持ちまでふわっとほぐれていきます。おしゃれなカフェや地元のグルメも楽しめるため、1泊2日でもしっかりと満足できる旅が実現します。
まとめ
女子旅は、「観光だけ」では少し物足りないし、「リラックスだけ」でも飽きてしまう。その中間にある“癒されながら楽しい旅”が、理想的な過ごし方と言えるでしょう。
鎌倉、城崎温泉、別府――どれも癒しと楽しみをバランスよく楽しめる旅先ばかりです。次の旅先選びの参考として、ぜひこの3つを候補に加えてみてくださいね。
カップルで行く国内旅行|恋が深まるおすすめデートスポット&宿
二人で出かける旅って、ちょっと特別ですよね。ただの観光じゃなくて、「一緒に過ごす時間そのものが思い出になるような場所に行きたい」と思うこと、ありませんか?
ここでは、景色・宿・過ごし方のすべてがロマンチックで、恋人との距離がぐっと縮まる国内のおすすめスポットをご紹介します。
湯布院(大分)|絶景露天と静かな時間が心を癒す
大分県の湯布院は、自然に囲まれた落ち着いた温泉地。静かな雰囲気の中で過ごす時間は、まさに“大人の癒し旅”にぴったりです。特におすすめなのが、貸切の露天風呂付き客室。湯けむりがゆらめく中、星空を見ながらゆったり湯に浸かるひとときは、他では味わえない特別な時間です。美術館やギャラリーをのんびり巡るのも、二人きりの空気感を大切にできる過ごし方のひとつ。
小豆島(香川)|海と夕日、オリーブとレモンの島
小豆島は、ゆったりと流れる島時間が魅力。瀬戸内海に沈む夕日や、風車がまわるオリーブ公園は、まるで映画のワンシーンのよう。レモン畑やハーブ園など、五感で楽しめるスポットも点在していて、散策しているだけでも楽しい時間が過ごせます。手をつないで歩く海辺の道や、写真を撮りたくなる景色がいっぱい。記念日やプロポーズ旅行にもぴったりな場所です。
清里高原(山梨)|星空テラス付きの宿で語らう夜
避暑地としても人気の清里高原は、夏のカップル旅行にぴったり。おすすめは、星空が見えるテラス付きのグランピング施設やコテージ。夜は焚き火を囲んで語り合ったり、寝転んで夜空を眺めたり。静かで穏やかな時間の中で、二人だけの会話が自然と深まります。喧騒から離れて、素のままでいられる旅先って、それだけで心地いいですよね。
函館(北海道)|夜景とレトロ街並みが彩る恋の旅
「キレイな夜景を一緒に見たい」と思ったら、函館が間違いなし。ロープウェイで登った函館山からの景色は、まさに宝石箱のよう。夜景だけじゃなく、昼間の街歩きも魅力たっぷり。元町やベイエリアには、洋館や教会、おしゃれなカフェが並びます。どこを切り取っても絵になる街だから、自然とカメラを向けたくなる。写真を撮るたびに「この旅、忘れたくないな」と思えるはず。
松島(宮城)|海と寺院が織りなす静かな時間
にぎやかな旅もいいけれど、たまには静けさの中で過ごす時間もいい。東北の名所・松島は、そんな気分にぴったりです。穏やかな海に浮かぶ島々を遊覧船で巡ったり、瑞巌寺の凛とした空気の中を歩いたり――目立つ派手さはなくても、じんわり心に残る場所です。海が見えるカフェでお茶を飲みながら、ただ隣にいるだけの時間を大切にしたくなる、そんな旅になるはず。
まとめ
カップルでの旅行って、どこに行くかも大事だけど、どんな時間を一緒に過ごすかがいちばんのポイントかもしれません。今回ご紹介した場所は、どれも“二人だけの時間”をしっかり味わえるスポットばかり。記念日やちょっとしたご褒美旅に、ぜひ参考にしてみてくださいね。
失敗しない国内旅行の選び方|季節・同行者・目的別ガイド
「どこに行けばいいのか、正直わからない……」
旅先を選ぶとき、こんなふうに悩んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。国内旅行は選択肢が豊富だからこそ、どれが自分に合っているのか迷ってしまうこと、ありますよね。
でも、ちょっとしたポイントを押さえれば、自分にぴったりの旅が見えてきます。ここでは、季節・同行者・目的をもとに、旅先を選ぶためのヒントをご紹介します。
旅行先を決める前に考えたい「誰と、何をしたいか」
まず大切なのは、「誰と行くのか」と「どんな時間を過ごしたいのか」をはっきりさせること。癒されたいなら、静かな温泉や自然の中が向いていますし、思いきり遊びたいなら、海やテーマパークのある場所も楽しいですよね。
女子旅なら映えるスポットやおしゃれなカフェがあるエリア、カップル旅ならロマンチックな宿や景色があるところが人気です。同行者のことを思い浮かべながら選ぶ旅先は、きっと思い出深いものになるはずです。
季節ごとのおすすめエリアと、ちょっとした注意点
旅の満足度は、訪れる季節によっても大きく変わります。春や初夏(5月〜6月)は新緑が美しくて、どこに行っても過ごしやすい季節。夏は避暑地や海辺のリゾートが人気ですが、暑さや混雑も考慮して行き先を選びたいところです。
たとえば…
- 春におすすめ:金沢、高尾山、松江
- 夏におすすめ:蓼科、富良野、美瑛、奥入瀬渓流、南紀白浜
同じ場所でも、季節が違えば全然違った表情を見せてくれますよ。
宿泊スタイルから選ぶ、私に合う旅
旅先が決まったら、次は宿選び。これが意外と旅の印象を左右するんです。たとえば、貸切露天風呂のある宿ならカップルや女子旅でも気兼ねなくくつろげますよね。
利便性重視なら駅近ホテル、ちょっと非日常を味わいたいならグランピング施設や古民家宿も素敵です。どんな過ごし方をしたいかをイメージして、ぴったりの宿を選びましょう。
荷物や服装、移動手段にもひと工夫を
旅先選びに気を取られて、意外と忘れがちなのが持ち物やアクセスの確認。たとえば、女子旅なら荷物が多くなりがちなので、アクセスしやすいエリアだと安心です。
また、場所によっては車がないと不便なところもあるので、事前に交通手段をチェックしておくことも大切です。服装も、宿や観光地の雰囲気に合ったものを選べば、気分もさらに盛り上がりますよ。
まとめ
旅先選びに迷ったら、まずは「誰と」「いつ」「何をしたいか」を思い描いてみてください。それだけで、ぐっと選びやすくなります。
今回ご紹介したポイントを参考にしながら、あなたにぴったりの国内旅行を見つけてみてください。準備の段階から楽しい旅こそ、きっと最高の思い出になります。
旅のスタイルに合わせて選ぶ!一人旅・短期旅行・人気ランキングまとめ
旅にはいろいろなかたちがありますよね。誰かと一緒に楽しむ旅もあれば、自分ひとりでふらりと出かける旅もあるし、時間がない中で短くギュッと詰め込む旅もあります。それぞれのスタイルに合った行き先を選ぶことで、旅の満足度はぐんと上がります。
ここでは、「もっと気軽に出かけたい」「一人でも充実させたい」「とにかく人気の場所を押さえたい」――そんな声に応える、スタイル別のおすすめをご紹介します。
一人旅におすすめの国内スポット
一人旅の魅力は、なんといっても自由気ままに動けることです。誰かに合わせることなく、自分の「好き」を中心に旅を組み立てられるというのは、ちょっとした贅沢ですよね。
たとえば熊本の黒川温泉や長野の松本は、一人でも居心地よく過ごせる場所です。静かな温泉に浸かったり、城下町を散策したり。地元の美味しいものをゆっくり味わう時間は、まさに心のデトックスになります。
一泊二日で満喫できるモデルコース
「時間はないけれど、ちょっとどこかへ行きたい」――そんなときは、一泊二日でも十分に楽しめる場所を選ぶのがコツです。
関東なら、箱根や熱海、日光などが定番です。アクセスの良さと観光のバランスがちょうどよく、温泉に入って、美味しいものを食べて、自然の中を少し歩くだけでも、日常からふっと抜け出すことができ、心が軽くなります。
2泊3日で行きたい人気エリアベスト3
まとまった休みが取れたなら、2泊3日で少し遠くまで足を伸ばしてみましょう。ゆとりのあるスケジュールで、じっくり旅を楽しめるのが魅力です。
- 京都:歴史、グルメ、映えスポットが全部そろっている定番の人気エリアです。
- 富良野・美瑛(北海道):ラベンダー畑と丘の風景は、夏にぴったりです。
- 別府・湯布院(大分):温泉とスパで癒されながら、街歩きも楽しめます。
どの場所も「行ってよかった」と思える、リピートしたくなる旅先です。
国内旅行人気ランキングで迷わず選ぶ方法
「いろいろ見すぎて、かえって迷ってしまう……」というときは、人気ランキングを参考にするのも一つの方法です。
楽天トラベルやじゃらんなどの旅行サイトが発表しているランキングは、実際に多くの人が選んだ旅先なので、はずれが少なく安心感があります。季節ごとの特集やイベント情報も充実しているため、タイミングに合わせて探すと、思いがけない穴場を見つけられることもあります。
まとめ
旅のスタイルに「正解」はありません。大切なのは、今の自分にぴったり合う旅を選ぶことです。
短くても、一人でも、誰かとでも、「来てよかった」と思える旅は、きっと心に残るはずです。今回ご紹介した情報が、そんな旅を見つけるきっかけになれば嬉しく思います。